こんにちは。
日本アドラー心理学振興会代表の田山です。
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
今日はお子さんにカウンセリングをすすめるも、消極的でなかなかカウンセリングを受けないお子さんたちの心理に迫ってみようと思います。もちろんこれはすべてのお子さんがそうとは限りません。ただ、黒川で見ている感じ、8割くらいはこの理由かなと思います。

もしかしたら人によっては少し耳が痛く感じる方もいるかもしれませんが、お子さんたちの未来が少しでも明るい方向に向かえるよう、参考になれば幸いです。
黒川カウンセリングオフィスでは、お子さんについてのお困りごとで親御さんがいらっしゃるケースも多々あります。
たとえばよくあるのは、お子さんが不登校で、家でもずっと部屋に引きこもっていたり、一日中ゴロゴロしていたり、ゲームや動画をひたすらしている。
そんな姿を見て親御さんは「いつまでこうなのだろうか。どうにか学校に行くようにならないか」と心配になりカウンセリングを見つけるという流れですね。
「少しでも話せると楽になるんじゃない?」とお子さんにカウンセリングをすすめてみるのですが、お子さんの答えはNO。結局、ひとまずは親御さんがいらしてカウンセリングになるケースがあるあるですね。
「話してみればきっと少しは楽になるのに、何で来ないのかしら」
カウンセリングの中でよく聞く言葉です。
そのたびに私は、お子さんたちがカウンセリングに来ない理由、心理をお話しします。
これは実はとってもシンプルな構造なんです。
なぜお子さんたちがカウンセリングに消極的かというと、カウンセリングに行くことで「親好みの自分に改造させられると思っているから」。これに尽きます。
少し言葉があらっぽいかもしれませんが、ごめんなさいね。でもこの言葉は、実際に何人ものお子さんたちから聞いた言葉でもあります。
たとえば不登校のお子さんからしたら、「カウンセリングに行く=学校に行かせられる」ということを意味していたりします。お子さんは理由は何であれ、学校に行っていないということは、現状、行きたくないということなんです。だとすればカウンセリングに行くことはまず避けるでしょう。

でもはっきりは言いません。お子さんたちはそれでも親をがっかりさせたくなかったり、親の期待にどこか応えようと見栄をはるものです。だから何となく体調が悪いと言ってみたり、気が乗らないと言ってみたり、やんわりと断ってくれていることが多いのです。
つまりは、お子さんたちからしたら親とカウンセラーはグルで敵なんです。
そりゃカウンセリングに乗り込みたくないですね。(念のため、もう一度言っておきますが、すべての子どもがそうとは限りません)
逆にいえば、「カウンセラーが絶対的に自分の味方であり、親の望む方向ではなく、子どもの望む方向でカウンセリングを進めてもいいなら喜んでカウンセリングに行きましょう」ということでもあります。
もっといえば、この方向で親御さんたちもお子さんに対して態度や意思を示すことができれば、おそらくたいていの場合、問題は解決することが多いです。(親御さんたちの望む方向じゃないかもしれないけど)
ここまで来ますと、実は子どもだけの話ではないことがわかってきます。
子どもが何かしら問題を抱えていて、子どもがカウンセリングに行けば解決と思いがちですが、その前段階で、親側が持つ子どもに望む価値観、行動、あり方、方向性が子どもと親との間に葛藤を作っている場合もとてもたくさんあります。
いきなりお子さんたちをカウンセリングに急がせなくても、私たち親側の態度や心がまえを見直すだけでも、事態の様子がだいぶ変わってくることもある。

大事なところなので改めてですが、この場合の「事態の様子がだいぶ変わる」というのは、親側の望む具体的な方向とは違うかもしれませんからね。
たとえば「学校に行くようになる」とか「シャキッと毎日まじめに過ごして勤勉になる」とかとは違うかもしれない。そこはご容赦ください。
でもお子さんにとっては自分の勇気や自信を回復させ、お子さんにとっての幸せに向かっていける道であることは確かです。
いかがでしたでしょうか。
まずはお子さんの前に、親である私たちの子どもに対する態度、心のかまえはどうでしょう。
ぜひ振り返ってみてくださいね!
お子さんたちのためにできることはまだまだたくさんある!


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