こんにちは。
日本アドラー心理学振興会代表の田山夢人です。
私はアドラー心理学の勉強会や講座も開いていますが、同時に現役でカウンセリングもしています。
どんな方がカウンセリングにいらっしゃるかというと…
- 以前、カウンセリングを受けたんだけどいまいち効果を感じられなかった
- カウンセラーがただ共感的に話を聞くだけだった
- カウンセラーが「それは〇〇障害だよ」と決めつけてきた
- 自分の考えを言ったら否定された
などなど、そんな理由で途中でドロップアウトした方がいらっしゃることが多いんです。
これは何も私のところだけじゃなくて、カウンセリング業界全体の問題ともいえるかもしれません。
ではなぜ、従来のカウンセリングだとあまり効果が発揮されないのか。
それは、「自己理解と原因解明」がカウンセリングにおける主な目標だからです。
自分という人間を理解して、なぜ今苦しんでいるのかを知るということがカウンセリングの主な役割のような感じだったんですね。
これだけでも確かにとても素晴らしいこと。
自分を理解して「なぜ」今こうなっているかを知るだけでもだいぶ楽になれます。
でも、これはあくまで気休めなんですよ。
実際に私のところに来た方で、こんなことを言っている方がいました。
「以前受けたカウンセリングで自分のことや原因はわかったけど、実際の人間関係で根本的な解決ができていません…」
そう。
カウンセリングルームの中ではスッキリしたかもしれないけど、実際に外の世界が変わるかどうかは、その先のお話次第なんです。
だから私はみなさんにアドラー心理学をススメているんですね。
アドラー心理学は従来の一般的なカウンセリングと違い、「自己理解と原因解明」はもちろん、それに加えて「他者理解と具体的な解決策」までがセットの心理学なんです。
アドラーは「使えなきゃ意味がない」と言っていました。
大事なのは理論とか仕組みよりも、実際に「これからどうするか」です。
どういったコミュニケーションを取れば、人間関係において自分も幸せになれるし、関わる相手も幸せになれるのか。
そこを考え、訓練して身につけていきたいんです。
だから超実践心理学なんですね。
人間関係のコミュニケーションで悩んだらまずはアドラー心理学やってみてくださいね!
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